うきうきマンドリル

鼻の角栓抜くのの次くらいの暇つぶし

深夜に見よう見まねで簡易カルボナーラを作ったレポ

クズあるある。早く眠ればいいのに、無意味な徹夜しがち。

腹が減った。

 

冷蔵庫を開けるも十分に腹を満たしてくれるものは入っていない。

卵2個、とろけるチーズ、粉チーズ、甘酒、ジャム、ポン酢、ドレッシング、それとバーニャカウダー用のマヨネーズ。かけ放題ダブルやな。

カップ麺のストックも切らしているし、米を炊いてもオカズがない。

せいぜいシンプルな目玉焼きぐらいか…

 

そこに一閃のひらめき。ペペロンチーノはどうだろうか!

(このあとレシピをググる時になってようやく、頭に思い描いたパスタがペペロンチーノでなくカルボナーラと気づくのだが。)

 

レシピを見てみると思ったより材料が足りていなかった。

ベーコン、玉ねぎ。このへんは無くて構わない。

今は胃に炭水化物とこってりしたソースを叩き込めたら。それだけで及第点。

牛乳or生クリーム、無い。しかしこれは要の材料な気がしてならない。

あらびき黒コショウ、無い。

ニンニク、無い無い。

まあいいか、見よう見まねで始めてみよう。 

配られたカードで勝負するしかないのさ...

 

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(材料:卵(全卵1、卵黄1)、パルメザンチーズ、塩、パスタ)

ちなみにカルボナーラ作りは人生2度目、約5年ぶりだ。

 

まずはソース作りをば。

とりあえず殻をうまく使って白身を取り除き、平皿に転がす。

上から粉のパルメザンチーズをサラサラサラ、、、

フライパンでなく皿の上で卵黄をスタンバるのがコツだと5年前の薄れた記憶が伝えてくれた。

 スプーンでかき混ぜたらソースっぽい色味が...出ない。

 

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意外に黄身の黄色味が残るんだなぁ。

水っぽさも足りない。パスタに絡まなさそう。

 

そこで次は白身を取り除かずそのまま全部の卵を入れてみることにする。

二個目の卵を割ろうとしたが、力の入れ方を雑にしたばかりに手のひらの中で殻がクラッシュオブクラン。

シンクにこぼれる白身、薄皮破れて崩れ出す黄身!

慌てて細かく砕けた殻をゴミ箱に振り落とす。お供するように落ちてゆく黄身1割、白身4割。

一部、カーペットにも着地…

もうすっかり心が折れたぞ。

 

残った2個目の卵を平皿に追加、粉チーズをまぶす。

2個目の殻から入ったカラザ、血の塊がソースの中にチラつくが、もうどうでもいい。

洗濯という不測の仕事が増えてしまった僕に手料理へのこだわりなどもう残っているはずもなかった。


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パスタを茹でて、、、

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パスタとソースを和える。

味の調整はアジシオの手腕一つにかかっている。

いつもはゆで卵を食べるときくらいしか出番のないアジシオ氏の、人生の晴れ舞台。

サラサラサラ、、、


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完成と相成った。

 

見栄えは思ったより悪くないぞ?

黄色すぎたかと思ったがパスタと合わさると薄まってクリーム色に寄った。

これで黒コショウがあればビジュアルは文句なしだったな…

 

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ペイントでちょい足ししてみた次第である。

 

いざ、実食!

 

(ずるずるずる)

 

・・・・・

 

※我が下宿先にはフォークすらないのでパスタは箸でいただきます

 

(パンパンッ!!) 

「これウェイターさん、シェフと話がしたいんだが?」

 

ウ、ウマし!!笑

 

ちゃんとカルボナーラの味してる!

塩気強めでごり押した感は否めないけど、卵黄とパルメザンチーズが合わさることでちゃんとカルボナーラの風味が口に広がっているぞ!

カルボナーラの味ってレシピ知るまでは出自不明の突然変異って感じしませんでしたか?

そもそも今や店によってカルボナーラの味も千差万別。

牛スジ入れてみたりよく分からんチーズ使ってたり、どれが正解か分からなくなっているような現代、オレ流に何も恥じることなんてない。

 

期待薄だった分上手く感じる。腹が減ってたのもある。

ひょっとしたら2個目の卵をクラクラしたことが適当な分量を実現させたのかもしれないな。

自分の匙加減で調味したものを旨い旨いと言って食べる、これほど豊かなこともあるまいよな。

 

今度は材料をしっかり揃えて、ちゃんとしたレシピに従って極上のカルボナーラを作ってみたいものだ。

 

深夜のテンション。あー楽しかった。

 

(筆:テスト前夜)