うきうきマンドリル

鼻の角栓抜くのの次くらいの暇つぶし

マッドマックスとかいうトンデモ映画を4DXで観てきたんよ

一日中遊んできて、帰宅、シャワーを浴び、寝る仕度を済ませて、冷房キンキンの部屋で布団に滑り込み、iPadでブログをしたためて、今22時!

豊かさとはこういうことを言うんだよ、ワトソン君。

こんな22時の迎え方をするのは何ヶ月ぶりだろうなー。

 

今日は友人と遠出して遊んできたのですが、その遊んできたメインの話は置いておいて、その出先で、ついでといっちゃあなんだが観ることになった、現在公開中の映画「マッドマックス怒りのデス・ロード」の話をする。出先にあった映画館というのが4DXデジタルシアターを備えた、僕の地元よりもはるかに素敵なタイプの映画館で、調べてみると、4DXで観るマッドマックスがヤバいとネットで話題に!っていう、例のアレなんです。4DXっていうのは体感型のシアターで、従来の眼鏡をかける3Dに加えて、座席の仕掛けでシート自体が映像に合わせて前後左右に動いたり、背もたれがゴンゴンと背中を叩いたり、目の前の孔から霧状の水が顔面に浴びせられたり、耳元を風が吹いたり。劇場全体にもスチームや照明、風が起きる演出が座ったままで体感できるという演出。早い話が、ユニバのターミネーターやセサミストリートみたいな?(非リア充なのでユニバとか7年くらい行ってなくて自信ないけど)

 

 

嗚呼、普段見ないような丁寧な説明をやったらもう600字だ。ここからネタバレ注意です。別にアクションの演出を楽しむものであって、ネタバレとかない気もしますが、明日観に行くのに、、、とか言う人は読まないほうが、そりゃいいですよね。

 

4DXの演出について、先に書いてしまいますと、当映画は車やバイクによる激しめ(笑)のカーチェイスがほとんどのシーンで見られますので、常に風を切って疾走する演出が施されます。劇場内が冷房27℃パワフルで吹き荒れます。涼しい。

主人公マックスの車が基本的に追われるのですが、追っ手が放った銃弾がマックスの顔横をかすめます。すると僕ら客の耳元でプシュっと風圧が。ひゃんっ///ってなります。

当映画はバイオレンスなシーンも時々あります。まあ話の後半くらいでしたかね、血しぶきが。そして僕らの顔面にも、、、。こんなん絶対笑うわwww

 

放射能で汚染された、近未来の地球。元警官の主人公が悪と戦う、、、とかオープニングがそんなナレーションだったかな(適当にも程がある)。マッドマックスってシリーズものだそうで、過去作一切見てない自分は、十分楽しみはしたものの、なんでマックスがあれほどまでに正義感に駆られて悪と戦っているのかとか、フラッシュバックする過去のトラウマとか、おそらく過去作で扱われたのだろう詳細を掴むことはできませんでした。主人公のバックボーンを知らないので、とりあえずすごく強いおじさんが戦う爽快アクションになります。でもまあ無敵の主人公って気持ちいいですよね。

ストーリーもいたって単純。悪の集団に立ち向かうマックスが悪を裏切って逃亡を試みるフュリオサと美女たちに手を貸し、一緒に悪の追跡から逃れる。 特殊メイクばっちりのワルモノのビジュアルと、ワルモノの支配下にある国の世界観のぶっ飛び具合。マッドマックスというくらいだから、マッド(狂っている)な演出に積極的に苦笑いしていくスタンスで鑑賞するととても楽しい。ワルモノの支配者ジョーの洗脳を受けた特攻隊ウォーボーイズの台詞もマッドでクールで好きだった。人食い男爵と武器将軍という、中学生が喜ぶバトル漫画に出てきそうな敵キャラもとてもそそる。

 

そして何より僕のツボを抑えたのはウォーボーイズの、すごく、戦闘を楽しみ、喜んで死ぬマッドさ。太鼓ドコドコ鳴らしてお祭り騒ぎをしながら進撃し、自分の手柄を挙げようと意気込む雑魚たちには愛おしさすら覚える。スターウォーズのような統制された軍隊はない。特に最初からずっと、火を噴くエレキギターをかき鳴らしてた彼は一体、、、?えらく印象的でした。軍隊を鼓舞するためなのか、彼らの中での宗教的な意味づけのある音楽なのか。でもみんな戦ってるのに、最後まで宙吊りでギターを離そうとしない彼が一番マッドでしたね。なんかかっこよかった

 

エンディング曲も疾走感のあるかっこいい曲でした。マキシマムザホルモンを英詞にしたらこんな感じかなーなんて思って聞いてたのですが、MAN WITH A MISSIONとzebraheadの共作のout of controlという曲だそうです。意外としっかりしたところが手掛けてる(笑)

 

あー、楽しかった! この一言に尽きる良作でした。

(追記)シャーリーズ・セロン、坊主の女戦士役のひとだけど、モデルのときの容姿と全然違う!!