うきうきマンドリル

鼻の角栓抜くのの次くらいの暇つぶし

ブログは楽しそうだった。僕は違った楽しみ方をしたけども

今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」

珍しくお題に乗っかって記事を書きます。どう頑張っても前回以上のキモい自分語りにはならないので、軽めに書こうと思います。

 

前にも少し書いた僕がブログを始めたきっかけは、「(自分語りは)チラシの裏かブログでやれ」という2ちゃんねる住民の言いがかりを目の当りにしたのがひとつ。自分語りのスペースがあるといいな、となんとなく、思いました。本当になんとなく。

 

そしてもっと具体的に、ブログ更新とは、ということを考えたのは、東大を受験する浪人生のブログを見つけたときだった。その浪人生は毎日ブログ更新を欠かさず、自分の趣味についてや、なんでもない日常をつづったかと思えば、月に一度か二度くらいの頻度で、受験勉強を受験勉強で終わらせない勉強の意義についての鋭い長文記事を投下していた。同じく受験生(東大ではないけど)だった僕は彼にとことん感化され、同時に、まだ大学で学んでいるわけでもない高卒の、自分とひとつかふたつしか変わらないような若者が驚くほどの思考力を持っていることに恐怖した。そのブログはそこそこ多くのアクセスを稼いでいたようで、コメント欄は彼の知性を称賛し、受験の成功を応援する文章で溢れていた。実際に、彼は東大に合格した。

 

僕はそのあと故あって大学受験浪人をせざるを得なくなり、、、というよりかはむしろその状況を喜んで受け入れ、あの憧れのブロガーのように、浪人生活で感じたことを逐一ブログで報告し、時に鋭い自論をカマしながら、最後には受験合格という栄光の報告をウェブの海に向かって吠えてやろう、と意気込んだ。一年後、そんな青写真はもちろん上手くいくわけがない。受験勉強には身が入らず、ブログでは「明日から本気出す」と文末に添えることが恒例になり、受験にも失敗した。まあそれでもダメなりにあがく受験生仲間ができるというタナボタを受けることはできたが。

 

僕が受験勉強に不真面目だったのも理由の一つだが、ブロガーライフ()というものは僕が憧れてイメージしてきたものと大きく違った。イメージしたような楽しみは正直言って一切感じられなかった。その代わり、と言っていいものか、ブログは浪人中、そして現在の僕の精神安定剤のようなものになっている。がんばれないとき、自分がどうしようもなくダメな状態のときに、自分を責めずに自虐に走るということは、誰にでもオススメできるものではないがなかなかキモチイイものなのだ。

 

近頃の、どうやったら精神の安定を図れるか?のように、同じような思考を堂々巡りしていてつまんないブログになっちゃってるのは、昔の受験生時代のブログの名残りなのです。今なんてまだマシなほうで、当時は大げさでなく9割は「今日もがんばれなかった・・・」からの「明日こそは本気出す」。この繰り返しでした。アメーバ1週間弱、ライブドア半日、シーサー3日間、FC23年弱を経てはてなブログにきました。

 

http://archipelago.mayuhama.com/entry/2015/06/01/231731

上のブログで書かれていてハッとしたのだけれど、はてなはFC2ブログに比べれば圧倒的に「ブロガーの読者はブロガー」だと感じる。というかFC2時代の僕のブログが鎖国状態にあっただけかもしれないけど。それがはてなに移って、他所のブログの戦略がチラチラ見えたりすると少し気持ちが萎えてしまうのだが、あまりそういったことは気にしないで、ニッチな共感を求めてこれからもやっていきたいと思う。