うきうきマンドリル

鼻の角栓抜くのの次くらいの暇つぶし

クリムゾンの迷宮を書いた貴志祐介って角野卓三に似てるよね。

 人生で一番読んだことを後悔している小説。

これを読んだせいで、人を食って頭がおかしくなった人に追いかけられる夢を月1で見る。今朝もこれで目が覚めた。


ちょいと昔に聴いていた深夜ラジオで南海キャンディーズ山里が絶賛してて、芸人がここまでフィクション推すなんてよっぽどだと思って読んだ。グロ表現満載のスリリングなサバイバルゲームの話なんだけど、一生知る必要のなかった食人という言葉を知って、そこだけ、印象に残っている。ひたすらグロい上に、ストーリーはそれほど好みのものじゃなかったしすごく損した気分。しかしこれだけ気分が害されたってことは、作者の貴志祐介さんの表現力が卓越している、という風に取ることもできる。そこは認めざるを得ない部分。ミステリー小説だって勝手に思い込んで読み始めたばっかりに、意味深でよく分からないエンディングにもモヤモヤしたっていうのは僕の自己責任。これはホラー小説なのだ。噂によると貴志祐介「天使の囀り」という作品も、相当エグい話らしい。身近な人間に読ませて、感想を言わせてみたい。


最近、知らないお爺さんに叱られる夢からゴリゴリのホラーまで、毎日のように怖い夢を見るようになった。それに順応してか、フリーゲームゆめにっきのように「この夢は終わりにしよ」と思ったらワンアクションで夢を断ち切って現実に帰ってこれる力を会得しました。明晰夢ってのに近いものなのかな。

 

(2013年2月18日の日記)

 

↓加筆

《貴志祐介》の漢字を調べるためにグーグル検索したら、貴志さんの顔写真もヒットして、これは角野卓三さんのペンネームだと発覚した次第です。本当に似てる。ソックリさん!