うきうきマンドリル

鼻の角栓抜くのの次くらいの暇つぶし

今夜金曜ロードショーで映画「GODZILLA ゴジラ」を観る人に僕が伝えたい事

ネタバレっていうほどではないんですけどもね、公開時に劇場に足を運んで観てきた僕から言えることがあるんだ。

日本が誇る名作怪獣映画「ゴジラ」をハリウッドが再リメイクした話題作!当時、下のようなCMが頻繁に放送されてたよね。


www.youtube.com

我らが世界のケン・ワタナベこと渡辺謙が決め顔で放つ

We call him ゴジラ...!!

というセリフがいかにも印象的!我らがケンがハリウッドムービーで大活躍する姿を拝めるものだと期待したファンも少なくなかったんじゃないだろうか!?

・・・全然である。わりとチョイ役である。決して華のあるポジションではない。


核の悲劇のメタファーとされるゴジラの設定がハリウッドリメイクのフィルターを通した結果、そのあたりの指摘がアマアマで正当化された風になっている(たしか水爆実験の放射能による突然変異→元からゴジラはいて、眠っていたものを殺すために水爆実験をした?)とか!

ゴジラの映画なのにゴジラ登場がクッソ遅いとか!

ゴジラの立ち位置が日本版と全然違うじゃねえか、とか!

一緒に観に行っていた原作厨の友人はご立腹でしたけど、何も知らずに観た僕の感想は、エンターテイメントとしてはまあまあ(65点くらい)面白かったし、観て損したとは思わないかなっていう感じでした。

ただ...渡辺謙の扱いのショボさには本当に凹まされました。それだけは、未視聴の皆様に伝えておきます。僕からは以上です。



以下ばりばりネタバレ(2014年7月29日の日記、一部加筆修正)

映画通ってわけじゃないから論評とかできないわけだが、、、
ストーリーが単純で、見やすく、いい映画だったと思います。

前半は被爆地域の扱いに関して学者が議論したりして、東北の原発事故を連想させる表現もあったり。
15年前のお父さん、15年後のおじいちゃんの役の人が取調室(?)で抗議するシーンの必死さが好きでした。
一昔前だと過激派の思想家があんな感じであしらわれてたんでしょうか。今もか。
理系の学者の責務って感じ?いや、ボキャ貧で申し訳ないがかっこよかったよ!


後半はゴジラの兄貴がエセゴジラ(ムートー)と乱闘する、思わず童心に帰る特撮チックなシーン。
こっからは難しい話抜きで、怪獣たちの取っ組み合い。
なにが違ったのか分からないけど、パシフィックリムは興ざめだったんだよね。
でも今回は昔劇場でウルトラマンゼアス(笑)を観ていた時のようなワクワクがあった。
ゴジラの咆哮を聞くだけでなにか、カタルシス的なものを感じた。
前半社会派、後半特撮!って感じできれいに分かれてたような

原作、というか日本で作られたゴジラとはそもそもの設定が違って作られていたらしく。
僕自身は「ゴジラモスラキングギドラ大怪獣総攻撃、同時上映とっとこハム太郎(うろ覚え)」の一作品しか見たことがないので違和感は感じなかったが、原作を結構な数見てきたという友人は不満げな様子だった。
あとは日本人なら渡辺謙の役どころに期待し、注目するわけだが、たいして華のあるポジションではなかった。
渡辺謙中心に見ちゃうと(そんな人がいるのか知らんけど)がっかりするかも。
CMで見れる、We call him... GODZILLA.のあのシーンくらいしか見せ所なかったんじゃないかな?

(2014年7月29日の日記、一部加筆修正)