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アニメ昭和元禄落語心中1話感想と柳家喬太郎の「死神」動画紹介

ドラマ、アニメの感想は全話完走しないといけないという責任感からなかなかブログに出しづらいと感じている僕です。
今期も7つのアニメに目をつけて視聴していますが、飽きっぽい性格もあって、すべてを処理できずにハードディスクがパンパンになる未来が想像できます。

今のところ「だがしかし」、「僕だけがいない街」、「ハルチカ」を視聴。前2つはそれぞれテイストは違うものの、ツボにハマりましたね。ほたるちゃぁああん。ブヒーーッ!

さて、

 先ほど視聴を終えた「昭和元禄落語心中」第1話も今期期待していた作品のひとつ。

213記事中4つしか言及していないものの自称「落語好きブロガー」の僕ですから、これについては飽きずに視聴を続けられるんじゃないかと思って、ブログに取り上げていきます。

まずはあらすじ

舞台は昭和50年代頃。刑務所を満期出所した元チンピラの与太郎は、1年前に慰問で訪れた落語家の八代目有楽亭八雲演じる「死神」を聞いて感動し、出所後そのまま八雲が出演している寄席に押しかけて弟子入りを申し出る。内弟子をこれまで取っていなかった八雲だが、彼なりの考えで与太郎に付き人として行動を共にすることを許され、家では八雲の養女・小夏と出会う。(wikipediaより)

>「死神」を聞いて
>「死神」を聞いて
>「死神」を聞いて

よっしゃ、古典落語「死神」の話をしよう。

ざっくりストーリーを紹介すると、失業して人生に絶望した主人公が自殺しようとしていると、死神から声をかけられる。

「お前に人の寿命が見える能力を授けてやる。(デスノートかな?)寝込んでいる病人の足元に死神が座っているのが見えたら、その人はまだ生きられる可能性がある。死神が枕元に座っていたら、この患者はもう手遅れ。足元にいる死神は呪文で追い払うことができるよ。この力があれば医者として開業できるから人生やり直せるね。やったね!」

死神のアドバイス通りに医者として成功する男。それで満足していればよいものを、欲に駆られて死神の力のタブーを犯し、なんやかんやあって、主人公の男は自分の寿命を終えてしまう。

落語を聞いてほしいのもあって後半のあらすじは端折りましたが、「消えるよ・・・消えるよ・・・(暗黒微笑)」というフレーズはあまりにも有名。主人公の絶命で終わるので、定番のオチを言ったあとの「お後がよろしいようで」という台詞もなく、暗い空気を残したまま幕が下りるのが特徴的ですね。

かつて落語家だった伊集院光が弟子の時代に、三遊亭圓楽師匠が死神を演じ終えて前のめりに絶命しているところに、頭上に幕を下ろしてしまったというエピソードを人志松本のすべらない話で披露していましたが、これも死神のサゲだからこそ生まれたエピソードですね。

実はこのサゲ(オチ)にもいろいろなバリエーションがあって、噺家さんそれぞれのアレンジがあって奥が深いのですが、この話はまた今度にしましょう。

↓スタンダードな「死神」をあらすじを知る意味でもどうぞ。

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そして一番聞いてもらいたいのがこちら。
柳家喬太郎師匠の「死神」。喬太郎師匠(通称きょんきょん)は古典落語でも少々おふざけが過ぎるところがあって(そこが魅力なんだけど)死神のストーリーの本筋を見失ってしまう恐れがあるので、まずは上の動画を観てほしい。

それにしてもきょんきょんの「死神」はシリアスとコメディの匙加減が絶妙だわ・・・

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アニメの感想忘れてた。

・マイク越しの声がそれっぽくてイイネ。
・女性の落語家さんって聞いたことないけど実存するのかな?
・お囃子のBGMは今後飽きてきそうw
・与太郎声イイネ。
・出来心、ビギナーズラックすぎるw
・落語のクオリティは十分ではないでしょうか。ストーリーも人間味があってファンタジーの対局にある感じで面白いです。