R-1でハリウッドザコシショウのハンマーカンマー見たら本家古畑任三郎の思い出を語りたくなった
R-1観ました。
ルシファー吉岡のキ○ンタマクラッカーは初めて見ましたが一番好きでした。
R-1出場芸人ってピンからキリまでって感じですけど、ハマる人はすごくハマりますね。歴代の出場者で言うと、あべこうじ、キャプテン渡辺(クズ漫談の人)、三浦マイルドなんかは本当にツボだったなあ。
ハリウッドザコシショウフィーバーですね。僕はあまり好きな芸風ではありませんが、ファイナルラウンドで満を持して古畑任三郎のモノマネをやったくだりはさすがに爆笑してしまいました。
ザコシが「古畑任三郎やります」と言った時点で「待ってました!」とばかりに湧き上がった客層は特殊だ(そんなにメジャーなギャグじゃないのに)と伊集院光さんがラジオでコメントしていたけど、僕の感覚ではザコシはメジャーな芸人だと思うんだよな
僕はお笑い博士()というほど芸人に詳しいわけじゃないけど、深夜中心にザコシがテレビに多数出演しているのは観てましたし
無名な芸人が優勝をきっかけにメジャーになってメディアに出まくるっていうパターンの露出はザコシには当てはまらないと思いますね。華大とか笑い飯みたいに。
(ちなみにザコシって略称はさっきwikiで覚えました。通ぶってすみません)
本題なのですが
ザコシのハンマーカンマーを見ていたら、本家の古畑任三郎が懐かしくなりまして。GEOでDVDを借りてきてしまいました。
古畑任三郎は1994年にスタートした連続ドラマで、僕は当然リアルタイムで見ているわけもなく。
僕が初めて古畑に触れたのは、小学生か中学生の頃。シーズン3もとっくの昔に終えて、特番で放送されたスペシャル回「すべて閣下の仕業」。犯人役のゲスト出演が松本幸四郎でした。
今までに見たことのないサスペンスの構成に度肝を抜かれ、以降、ミステリー、特に叙述トリックの小説を読み漁ることとなったきっかけのドラマでした。
脚本が三谷幸喜なだけあって、コメディ要素が冴えわたっています。
構成が魅力
その構成というのが
オープニングでまず犯人役が殺人を計画して実行するシーンを見せられる
→事件現場に古畑任三郎登場する。
→古畑の調査、推理が進む。
→犯人を追い込み自供をとる
という流れ。普通のミステリドラマは、犯人は誰か?完全犯罪のトリックは何か?を視聴者は楽しみに見るのですが、この作品ではそこはすでに知らされていて、探偵がどこから解決の糸口を見つけ出して真相に行きつくか?がポイントになります。
視聴者は犯行のシーンをすでに見ているので、ともすれば、犯人の立場になって古畑に追いつめられている緊張感を味わうことができて、これがとても気持ちいいのです。
また、推理パートと犯人追い込むパートのあいだに、「ここまででヒントは出ていますよ」と視聴者に語り掛ける区切りのシーンがあり、CMのあいだに視聴者に展開の予想を促すくだりがあります。ここで有名な「古畑任三郎でした・・・」が聞けるわけです。(たしかエラリークイーンのYの悲劇にもあったよね)
そういえば古畑の二次創作のSSが2ちゃんねるにたくさん上がっていましたね。懐かしい。
個人選エピソードベスト5
このドラマは毎回犯人役として大物俳優がゲスト出演するのも魅力のひとつで、1話完結の各エピソードがとても印象的です。
犯人が最後までわからないストーリーでは犯人役に大物俳優を使うことが難しい(配役だけで視聴者に犯人が分かってしまう)が、この手法を取り入れることにより大物ゲストを無理なく犯人役に迎えることができるようになっている。(wikipediaより)
なるほどなぁ・・・
突然ですが、再放送やDVDレンタルで全話を見た(たぶん)僕が、おすすめのエピソードベスト5を紹介しようと思います(自己満)
ちなみにワーストは江口洋介の回。無駄に長かった。
1位 今、蘇る死 (藤原竜也、石坂浩二)
探偵ものの巨頭、金田一耕助を演じ、最近ではテレビでの発言をカットされていたあの大物、石坂浩二が犯人役として登場。
シリーズ最後の放送の年で、古畑任三郎の集大成ともいえるトリックは素晴らしかった。
2位 ラスト・ダンス (松嶋菜々子)
オープニングの古畑の語りで、「今までのどの犯人よりも一番美しい」と刷り込まれて以来(2006年)、日本の女優で一番綺麗なのは松嶋菜々子、松嶋菜々子大好き状態から抜け出せなかった
本当に綺麗なんですよね。トリックは比較的平凡だったけど、何度も見たくなる回。
3位 しゃべりすぎた男 (明石家さんま)
弁の立つ敏腕弁護士を演じるさんまが犯人役。さんまの演技が意外と上手くて、シリアスとコメディがいい塩梅だなあと。
古畑が相方の今泉を助けるために奮闘するのですが、「私とあの弁護士どっちを信用するんです?」「友人の人生がかかっているんです。必ず尻尾を掴んでみせます」というセリフには不覚にもグッと来た。
解決編がとても鮮やかで気持ちいいです。
4位 頭でっかちの殺人 (福山雅治)
事故により車椅子生活を送る化学者を演じる福山雅治が犯人役。まさか十数年後に物理学者の探偵役として人気ドラマの主演をすることになるとは。
他のドラマを見ていないので当時の福山はここでしか見られないが、本当に美形。惚れる。今でも十分若々しいが、このときは本当に若い。ピチピチ。
5位 VSクイズ王 唐沢寿明
僕が個人的に好きな唐沢寿明がゲスト出演。素人参加型のクイズ番組のチャンピオンが犯人です。古臭いテレビスタジオに、古畑シリーズのなかでも特に時代を感じてしまうかもしれない。伊集院光が被害者役で、とっても可哀想な殺され方をする(笑)
犯人の些細な仕草から事件解決の糸口を見つけていくという、古畑の典型がつまったエピソードです。
締め
正直、古畑任三郎の魅力を上手に解説できている気がしません(笑) 是非ともDVDレンタルでもして一度見て欲しいものです。少なくとも「ハンマーカンマー」は言ってませんねえ。